【業績】自動車・バイクメーカーの業績解析②(2023年度)

world_automaker 乗り物業界分析

明石のまさです!

前回の記事では、自動車メーカーとバイクメーカーの業績を解析しましたが、今回はさらに詳細に解析します。

4輪の営業利益比較

2023年度の4輪(2輪以外)の営業利益は1位はトヨタで5兆3529億円、2位はホンダで8258億円、3位は日産で5687億円でした。

日野を除いて各社前年度を超える利益を上げています。

2輪の営業利益比較

2023年度の2輪の営業利益は1位はホンダで5562億円、2位はヤマハで1222億円、3位はカワサキで480億円でした。

ホンダ、ヤマハ、スズキは2021年から連続で営業利益を伸ばしており好調です。カワサキのみ営業利益が減少しています。

カワサキは販売台数が少ないですが(前回記載)、営業利益がスズキより多く、利益の高い車種を重点的に販売していると考えられます。

4輪の1台あたりの利益比較

各社の4輪1台あたりの利益はどれくらいあるのでしょうか?単純に営業利益(2輪を除いた)を販売台数で割って算出します。

1台当たりの利益の平均は25.3万円で、高い順に1位はトヨタで48.3万円、2位はスバルで48.0万円、3位はいすゞで44.0万円でした。

1台当たり利益のワースト1位は日野でマイナス6.2万円、ワースト2位はスズキで13.5万円、ワースト3位は日産で16.5万円でした。

1台当たりの利益が高いほどユーザーに製品を高く買ってもらえていることになるので、良い製品を作り、売れているということだと思います。前回の記事で紹介したとおり、トヨタとスバルは営業利益率が10%を超えています。

2輪の1台あたりの利益比較

2輪でも同様に算出します。

1台当たりの利益の平均は4.6万円で、高い順に1位はカワサキで10.8万円、2位はホンダで3.0万円、3位はヤマハで2.5万円、4位はスズキで2.0万円でした。

やはりカワサキの1台当たりの利益は大きいですね。バイク1台当たりの利益は思ったよりも小さいですね。

従業員1人当たりの営業利益

最後に従業員1人当たりの営業利益はどうでしょうか?

2023年度の従業員1人当たりの営業利益は、1位がトヨタで1406万円、2位がスバルで1242万円、3位がホンダで709万円、平均が621万でした。

トヨタとスバルの従業員1人当たりの営業利益は他社に比べてずば抜けて高いですね。

就活や転職、投資など皆様の参考になれば幸いです。

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