原付二種と原付一種との違いを比較_メリットとデメリットは?

乗り物

はじめに

明石のまさです!

原付二種は、手軽にバイクライフを始めたい人にとって魅力的な選択肢の一つです。しかし、原付一種との違いや、メリット・デメリットをしっかり理解した上で選ぶことが大切です。この記事では、原付二種の特徴を、原付一種との比較を交えながら詳しく解説していきます。

原付一種との違い

違いを表にまとめました。

項目原付一種原付二種
エンジン排気量50cc以下50cc超~125cc以下
法定速度30km/h60km/h
二段階右折義務不要
乗るために必要な免許大型
普通
大型二輪
普通二輪
小型限定
原付
大型二輪
普通二輪
小型限定
二人乗り不可

エンジン排気量と法定速度の違いが、最も大きな違いです。 原付二種は、原付一種に比べて排気量も大きく、法定速度も高いため、より力強い走行が可能です。また、二段階右折の義務がないため、右折時に標識を気にする必要がなく、スムーズな走行が可能です。2025年11月以降は、排ガス規制強化の影響で原付二種の車種を出力制限することで原付一種として乗れるように制度改正するようです。(出典:警察庁「二輪車車両区分見直しに関する有識者検討会 報告書概要」)

原付二種のメリット

原付一種よりも高速走行が可能

法定速度が60km/hと原付一種に比べて高いため、長距離の移動も快適に行えます。

二段階右折が不要

二段階右折の義務がないため、右折時に標識を気にする必要がなく、スムーズな走行が可能です。

より多くのバイクモデルから選択可能

原付二種は、デザインや性能が豊富なモデルが多数存在します。

タンデム走行(2人乗り)可能

原付二種は2人乗りができます。2人乗りは運転者が免許取得後から1年以上経過している必要があります

原付一種並みに維持費が安い!

自賠責保険料や税金などの維持費が原付一種とほぼ同等で安いです。

  • 自賠責:差なし(60か月で13,310円)
  • 軽自動車税:90cc-125cc:2400円/年、50cc-90cc:2000円/年(原付一種:2000円/年)

原付二種のデメリット

運転免許の取得のハードル

原付一種は原付免許や普通免許(自動車の免許)を所持していれば乗れますが、原付二種は大型自動二輪、普通自動二輪、小型特殊のいずれかの免許取得が必要です。

事故時のリスクが高い

高速走行が可能である分、事故を起こした場合の被害も大きくなる可能性があります。

盗難リスクが高い

原付一種に比べて高価なモデルが多いため、盗難のリスクも高くなります。

原付一種のメリット

低コスト

購入費用や維持費、駐輪料金などが安く、経済的な移動手段として利用できます。(2025年の制度改正後は原付二種の車種と共用になる可能性が高く、車体価格は上がる可能性がある。)

運転免許の取得が比較手容易

原付免許や普通免許で運転でき、比較的簡単に免許を取得できます。

原付一種のデメリット

法定速度が低い

法定速度が30km/hと遅いため、長距離の移動には不向きです。車に追い抜かされる時は怖いですよね。

二段階右折が義務

交差点での走行がやや煩わしい場合があります。二段階右折をすべきか、すべきでないか標識を常に見る必要があります。

選べるモデルが少ない

現状では原付二種に比べて、デザインや性能が豊富なモデルは少ないです。

2025年の制度改正以降は原付二種と見た目は同等になる可能性が高いため、選択肢は増えると思われます。

原付二種と一種に共通するメリット

任意保険にファミリーバイク特約が使用可能

保険会社によっては、現在の自働車保険の特約で安価に保険をつけることができます。

車検が不要

車検が不要のため、維持費が安いです。

原付二種と一種に共通するデメリット

高速道路やバイパスなど走行できない道路がある

バイパスなどでは、125cc以下走行不可や原付走行不可など、走行に制約がある可能性があり注意が必要です。

まとめ

原付二種は、原付一種のデメリットを無くしたような素晴らしい乗り物ですが、どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルや用途によって異なります。

現状では、原付一種は車体価格が安いですが、制度改正によってどのように変わるか注意が必要です。

それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に合ったバイクを選びましょう。

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